肛門の日帰り手術とは、手術から術後の経過観察までを1日で完了できる手術治療のことを指します。以前は肛門の手術といえば、術後の疼痛や合併症の懸念から数泊入院して行うことが基本でありました。しかし近年では、技術の発達と安全な機器や薬剤の開発により、入院をせずに日帰りで行うことが可能な肛門手術が増えてきています。術後の通院は必要ですが、入院をしないため、仕事や家庭の予定に支障をきたしにくく、近年その需要が高まっています。
安全に手術を行うためには、事前の診察と検査が非常に重要です。事前診察で肛門疾患の状態の評価や既往歴、内服薬の確認を行います。また、血液検査を行い、麻酔や手術に耐えられるかを判断します。日帰り手術が可能と判断した場合には、手術の詳しい説明をし、日程の調整を行います。手術の不安を軽減するために、手術の流れや術後の過ごし方についても丁寧に説明します。入院手術が必要と判断した場合には、速やかに入院設備のある医療機関にご紹介します。


