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大腸カメラについてcolonoscope
大腸カメラとは
大腸カメラとは、肛門から内視鏡を挿入して全大腸を観察する検査です。腸管内を直接観察できるため、癌を始めとした病変の発見に優れています。また、大腸ポリープが見つかった場合には、大きなものでなければその場で切除することが出来ます。大腸癌の約90%はポリープが大きくなって癌化するといわれています。小さなポリープの内に切除することが、大腸癌の予防につながります。
当院での大腸内視鏡検査は鎮静剤・鎮痛剤を使用して眠っているような状態で施行いたしますので、ほとんど苦痛なく検査をすることが出来ます。
次のような症状がある方は、是非大腸内視鏡検査を受けてください。
- 排便時に出血があったり、便に血が混じっていたりする
- 便秘や下痢を繰り返している
- 腹部が張った感じがある
- 便が細くなってきた
- 腹痛が続いている
- 貧血を指摘された
- 以前大腸ポリープを切除した
- 急激に体重が減っている
大腸がんについて
大腸癌は食生活の欧米化に伴い、近年急速に増加しています。大腸癌の罹患数(新たに大腸癌と診断された人数)は1位、死亡数は男性では肺癌に続いて2位、女性では1位となっており、非常に身近な癌の一つです。大腸癌は早期に発見すればかなりの確率で根治することが望める癌でもあります。症状が出る頃には進行している可能性が高いため、無症状の内に発見し、治療を行うことが大事です。
まずは、癌の疑いがあるか簡便に調べられる「便潜血検査」受けましょう。便潜血が陽性になった方の約3%に大腸癌が発見されています。1回でも便潜血陽性となった場合には、大腸内視鏡検査を受けてください。
一方で、便潜血が陰性であっても絶対に大腸癌ではないという訳ではありません。進行癌の約15%、早期癌では約50%で便潜血検査が陰性となると言われています。陰性であっても気になる症状がある方は、大腸内視鏡検査を受けることをお勧めいたします。
大腸カメラで分かる病気・疾患
- 大腸ポリープ
- 大腸がん
- クローン病
- 潰瘍性大腸炎
- 虚血性大腸炎
ポリープとは、それ自体が何かの病気というよりも、イボのように突起した粘膜を総称しています。将来的に癌に成長するもの、出血などを起こすものがありますが、全てが癌化するわけではありません。
早期に発見し治療すれば高い確率で治すことができます。初期の頃は自覚症状がないため、定期的な検査が大切です。
口から肛門までの全ての消化管に炎症が起こる病気で、日本では年々増加傾向にあり、10歳~20歳代の若い方に多いです。特に小腸、大腸に炎症が起こりやすいです。
大腸の粘膜に、びらん、潰瘍ができる病気です下痢、血便、頻繁な腹痛が主な症状です。
何らかの原因で大腸の血管に血流障害が生じる病気です。大腸に炎症が起こり、血便、腹
痛が起きます。